3月3日は、桃の節句、お雛様の日まで一週間をきりました。 娘が小さい頃は、お嫁に行きそびれるとかなんとか言われ、3月3日の夜はひたすらお雛様を片付けた記憶があります。 節句とは、ウィキペディア(Wikipedia)によると「伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日 ...
2020年02月
弘前ねぷた絵254 白糸姫
今回は、津軽デジタル風土記のねぷた絵紹介の最終話、文化12年(1815年)に刊行された小枝繁(さえだしげる)作、葛飾北斎挿絵の「小栗外伝」から「白糸姫」です。 物語のキャプションは何時もの通り、国文研の木越先生です。 白糸姫は、善政を施す城主・結城持 ...
弘前ねぷた絵253 寧王女
今回は、文化4〜8年(1807〜1811年)に刊行された曲亭馬琴作、葛飾北斎挿絵の「椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)」から「寧王女(ねいわんにょ)」です。 物語のキャプションは何時もの通り、国文研の木越先生です。 寧王女(は、琉球王・尚寧王の王女。 主人公 ...
弘前ねぷた絵252 薄雪姫
今回は、文化4年(1807年)に刊行された曲亭馬琴作、葛飾北斎挿絵の「標注園の雪(ひょうちゅうそののゆき)」から「薄雪姫」です。 物語のキャプションは何時もの通り、国文研の木越先生です。 薄雪姫は、小野秋光と玉の方の娘・虚子(うろこ)の通称。 清水寺に ...
弘前ねぷた絵251 滝夜叉姫
今回は、文化3年(1806年)に刊行された山東京伝作、歌川豊国挿絵の「善知安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)」から「滝夜叉(たきやしゃ)姫」です。 この物語は、平将門の子良門と滝夜叉姫が、妖術をもって父の遺志を果たそうと暗躍する復讐物語です。 挿絵師 ...
弘前ねぷた絵250 光明皇后
250話目の今回は、文化元年(1804年)に刊行された高井蘭山作、蹄斎北馬挿絵の「絵本三国妖婦伝」から「光明皇后(こうみょうこうごう)」です。 光明皇后は、聖武天皇の皇后です。 聖武天皇は、第四十五代天皇で、文武天皇の子。母は太政大臣正一位の藤原不比等(ふ ...
弘前ねぷた絵249 菅根
今回は、文化5年(1808年)刊行の高井蘭山作、蹄斎北馬(ていさいほくば)挿絵の「孝子嫩(ふたば)物語」から「菅根(すがね)」です。 作者の高井蘭山は、江戸後期の読本作者です。 以前紹介した松嶋局や貞女賎機(しずはた)の星月夜顕晦録(ほしづくよけんかいろく)」や「絵 ...
弘前ねぷた絵248 総角
先ほど、3月15日午後1時から弘前大学で開催される-文献観光資源学「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト成果報告会-のチラシをもらいました。いよいよ近づいてきました。 さて今回は、 文化8年(1811年)刊行の感和亭鬼武(かんわていおにたけ)作、浅山蘆国(あさ ...
弘前ねぷた絵247 野上花子
いよいよ津軽デジタル風土記も仕上げの時期が近づいてきたようで、来月15日に風土記のフォーラムが弘前大学で開催されます。まだ紹介していない絵があるので急ぎます。1日に2話アップロードすることもあります。 さて今回は、 文化4年(1807年)刊行の曲亭馬琴作、葛 ...
弘前ねぷた絵246 三国時代の地理
今世界中、中国武漢発の新型コロナウイルス対策で大変な事態となっています。 今回は、その「武漢」周辺が三国志とかなり関係が深い地域なので、その話をします。 武漢は、長江(揚子江)とその最大の支流漢江の合流点に位置する大都市で、少し前に民主化で燃えに燃えていた ...