先週末に弘前大学の瀧本教授の研究室で取材を受けたので、明日(10月1日)か明後日、東奥日報にねぷた見送り絵展のことが掲載になります。
東奥日報に掲載になる花児(はなこ)は、小枝(さえだ)繁(しげる)作『小栗外伝(おぐりがいでん)』の登場人物です。
この読本は、文化11年(1814年)の刊行で、挿絵は葛飾北斎です。
花児のキャプション(説明)は、国文学研究資料館の木越准教授が作成した展示で使用するものから転記させて頂きます。
青墓の宿屋主人・万(まん)長(ちょう)の娘。自分を救った小栗助重に思いを寄せるが、万長の家に招かれた助重は、人買のために婢女・小萩として働いていた妻・照天姫と再会。
花児は嫉妬にかられながら、なおも助重に言い寄る。
その後姫は賊にさらわれ、万長は強引に花児を助重に娶すが、それでも姫を選んだ助重に、花児は狂乱死し、霊となって二人を悩ます。
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