今回は、文化5年(1808年)に刊行された振鷺亭(しんろてい)作、北斎弟子の蹄斎北馬(ていさいほくば)挿絵の千代囊媛七変化物語(ちよのうひめ しちへんげものがたり)です。 作者の振鷺亭の本名は猪狩貞居(いかりていきょ)といって、絵は鳥居清長に習い、寛政から文化期 ...
2020年01月
弘前ねぷた絵244 貞子
今回は、文化3年(1806年)に刊行された小枝繁(さえだしげる)作、葛飾北斎挿絵の絵本璧落穂(たまのおちぼ)から「貞子」です。 作者の小枝繁は、幕臣から御三家定府の水戸徳川家付となり江戸に居住しました。 当時のベストセラー作家の山東京伝(さんとうきょうでん) ...
弘前ねぷた絵243 環
今回は、文化4年(1807年)に刊行された感和亭鬼武作、蹄斎(ていさい)北馬(ほくば挿絵の「自来也説話 後編」から「環(たまき)」です。 感和亭鬼武(かんわてい おにたけ)は、幕府代官の手代から一橋家御家人の名跡を継ぎ、隠居して戯作を専業としました。山東京山や滝沢 ...
弘前ねぷた絵242 葎戸
2020年最初のブログは、津軽デジタル風土記作品から、文化5年(1808年)に刊行された曲亭(滝沢)馬琴作、葛飾北斎挿絵の「頼豪(らいごう)阿闍梨(あじゃり)恠鼠伝(かいそでん)」の「葎戸(むぐらど)」です。 この絵は、このプロジェクトの発表会ポスターに採用して頂き ...